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愛犬の歯石取りはどうする?取り方や自宅での予防ケアも解説

2026.08.02

コラム

愛犬の歯石は放置すると口臭や歯周病の原因になるため、早めのケアが大切です。しかし、「自宅で歯石取りはできるの?」「予防方法は?」と悩む方も多いことでしょう。本記事では、わんちゃんの歯石取りの方法や注意点、自宅でできる予防ケアまでわかりやすく解説します。

放置は危険?わんちゃんの歯石取りとは

わんちゃんの歯石取りは、口内環境を健康に保つために欠かせないケアのひとつ。歯石は口臭や歯周病の原因にもなるため、放置するのは避けたいところです。

ここでは歯石取りの基本的な意味や、なぜ必要なのかをわかりやすく解説します。

歯垢が固まった「歯石」を取り除く処置のこと

歯石取りとは、わんちゃんの歯に付着した歯垢(プラーク)が硬くなった「歯石」を除去する処置のことです。一般的には「歯石除去」「スケーリング」「クリーニング」などと呼ばれることもありますが、いずれも歯をきれいにすることが目的です。

歯垢はやわらかい汚れのため歯磨きで落とせますが、放置すると石のように硬い「歯石」となり、通常のケアでは取り除けなくなります。そのため、専門的な処置が必要になるのです。

歯石は歯周病などの口腔トラブルのもとになる

歯石をそのままにしておくと細菌がより繁殖しやすくなり、歯肉炎や歯周病の原因になります。わんちゃんは人間よりも歯周病になりやすいとされており、特に歯が密集している小型犬や短頭種は注意が必要です。進行すると歯が抜けたり、顎の骨にまで影響が出たりすることもあります。

さらに、口内の細菌が血流に乗って全身に広がると、心臓や腎臓などに悪影響を及ぼす可能性も。愛犬の健康を守るためにも、歯石のケアは欠かせません。

わんちゃんの歯石取りは自宅でできる?

「できれば自宅で歯石を取りたい」と考えるご家族の方もいるかもしれませんが、基本は動物病院への受診がおすすめです。ここでは、自宅ケアでできること・できないことを整理しながら、適切な対応方法について解説します。

基本は動物病院での受診が必要

結論、一度固まってしまった歯石を自宅で取り除くことは難しく、基本的には動物病院での処置が必要です。

歯石は非常に硬く歯に強く付着しているため、無理に削ろうとすると歯や歯ぐきを傷つけてしまう恐れがあります。また、見えている部分だけでなく、歯周ポケットの奥にある歯石まで除去するには専門的な器具と技術が必要です。安全かつ確実に歯石を取り除くためにも、気になる場合は動物病院に相談してみましょう。

セルフケアでの予防は可能

歯石そのものを自宅で取り除くことは難しいですが、日頃のセルフケアで悪化を抑えて、「歯石をつけないようにする」ことは可能です。

特に重要なのが歯磨きで、歯垢の段階で除去できれば歯石化を防げます。歯垢は2〜3日ほどで石灰化が始まり、1〜2週間程度で歯石に変わるといわれているため、できるだけこまめなケアが大切です。

わんちゃんの歯石の取り方

わんちゃんの歯石取りは、動物病院で専門的な処置として行われます。以下では、一般的な流れや方法について見てみましょう。

全身麻酔を行う

基本的に歯石取りは全身麻酔下で行われます。わんちゃんが動かない状態で安全に処置を進めるためです。

処置中は歯の表面に加えて、歯周ポケットまでしっかり汚れを除去します。また、必要に応じてレントゲン検査やCT検査を行い、状態をチェックすることも。

なお、高齢のわんちゃんや持病がある場合は全身麻酔が難しいケースもあるため、日頃から歯垢を溜めないようにセルフケアを徹底しましょう。

スケーリングを行う

歯石の除去には「スケーリング」と呼ばれる処置が行われます。主に超音波スケーラーという専用の機械を使い、歯にこびりついた歯石を細かく砕いて取り除く仕組みです。

また、細かい部分や歯ぐきの近くなどは、ハンドスケーラーやキュレットといった手動の器具を使って丁寧に除去することもあります。

ポリッシングを行う

歯石を取り除いたあとは、「ポリッシング」と呼ばれる研磨処置を行うことがあります。専用のブラシで歯の表面を磨き、歯の表面に汚れが再び付着しにくくなるように整える工程です。歯石除去とセットで行われることが多く、歯石の再発予防にもつながります。

わんちゃんの歯石取りにかかる費用相場は?

わんちゃんの歯石取りの費用は、2万円程度からがおおよその相場です。ただしこの金額はあくまで目安で、以下のような条件によって変動します。

  • ・全身麻酔の有無
  • ・血液検査やレントゲン検査の実施
  • ・歯周病の進行度合い
  • ・抜歯の有無

 

特に全身麻酔を行う場合は、安全性を確保するための検査や点滴も必要となるため、費用が高くなる傾向があります。また、歯周病が進行している場合は抜歯などの追加処置が必要になることもあります。

事前に見積もりを出してもらえるケースも多いため、気になる場合は動物病院で相談してみるとよいでしょう。

わんちゃんの歯石を溜め込む前のセルフケア方法

歯石は一度ついてしまうと除去が大変なため、日頃から「ためないケア」を意識することが大切です。ここでは、自宅で手軽にできる予防方法を紹介します。

歯磨きで歯垢をためない

もっとも効果的な予防方法は、日々の歯磨きです。歯垢の段階で取り除くことができれば、歯石の蓄積を防げます。

毎日のケアが理想ですが、難しい場合でもできるだけこまめに歯磨きをすることがおすすめです。最初はガーゼや指用歯ブラシから始めてみて、慣れてきたら犬用歯ブラシに切り替えると良いでしょう。無理に行うと嫌がる原因になるため、少しずつ慣らしていくことがポイントです。

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デンタルガムやおもちゃを活用する

歯磨きが難しい場合は、デンタルガムや噛むおもちゃを活用することも効果的です。噛むことで歯の表面の汚れを落としやすくなり、歯垢の蓄積を防げます。また、遊びながら楽しくケアできるため、わんちゃんのストレス軽減にもおすすめです。

ただし、これだけで完全に歯垢を除去するのは難しいため、歯磨きや歯石除去と併用するなど、取り入れ方を工夫しましょう。

ごはんの内容を見直す

食事内容も歯石に影響します。例えばドライフードとウェットフードでは、ドライフードの方が歯垢が付きにくい傾向があるとされています。

また、デンタルケアに配慮されたごはんやサプリメントを取り入れるのもひとつの方法です。愛犬の体質や好みに合わせて、無理のない範囲で取り入れてみましょう。

ごはんにサッとかけて歯石予防「犬猫生活 犬用 デンタルふりかけ」

わんちゃんの歯石の蓄積を防ぐには、日頃からデンタルケアを取り入れることが大切です。特に歯磨きが難しい子には、手軽に取り入れられるタイプがぴったり。

「犬猫生活 犬用 デンタルふりかけ」は、獣医師との共同開発によって誕生した口腔ケアサプリメントです。普段のごはんにふりかけるだけで、手軽にデンタルケアを取り入れられる点が魅力。

口内の汚れを取り除くリベチン含有卵黄粉末や口臭に働きかけるカテキン類など、こだわりの成分でわんちゃんのお口の健康をサポートできます。

対象年齢 原産国 種類 内容量 メイン原材料 賞味期限 保存方法
生後3か月以上 日本 サプリ 45g(1.5g×30包 イソマルトオリゴ糖 製造後2年 常温

 

愛犬の歯石取りに関するよくある質問

わんちゃんの歯石取りについては、不安や疑問を感じるご家族の方も多いでしょう。最後に、愛犬の歯石取りに関するよくある質問をまとめました。

Q. わんちゃんの歯石取りの頻度はどのくらいがおすすめ?

わんちゃんの口内状態によって異なりますが、1年に1回程度が目安とされています。ただし、歯の状態や全身状態によって変わってくるので、その都度獣医師と相談して決めていきます。特に歯石がつきやすい犬種やシニアのわんちゃんの場合、こまめに動物病院でチェックしてもらうようにしましょう。

Q. 歯石がポロっと取れるのはなぜ?

歯石が自然にポロっと取れることがありますが、まれなケースです。また、一見きれいになったように見えても、内部では歯周病が進行している可能性もあるため注意が必要です。無理に取ろうとすると歯ぐきを傷つけるリスクもあるため、気になる場合は動物病院で診てもらいましょう。

Q. わんちゃんは歯石の除去で死亡してしまう可能性がある?

歯石除去そのもので死亡するケースは非常にまれですが、全身麻酔を伴うため、リスクがゼロではないことは事実です。そのため、事前に血液検査やレントゲン検査などを行ってから実施されます。不安な場合は、リスクや必要性について獣医師と十分に相談してから判断することが大切です。

愛犬の歯石対策は「予防」がもっとも重要!

わんちゃんの歯石は一度ついてしまうと自宅で取り除くのは難しい場合が多く、無理に取ろうとするとトラブルにつながることも。日頃から歯磨きやデンタルケアを取り入れて、歯石がたまる前に予防することが大切です。わんちゃんの状態によっては動物病院での処置も検討しながら、健康な口内環境を守っていきましょう。

Written by
監修医:小島 麻里 先生

犬猫生活往診クリニック代表獣医師。2013年酪農学園大学を卒業後、地域密着型の1次病院から大学病院、歯科専門病院など11年間小動物臨床で経験を積み、ペット栄養管理士取得後、往診専門動物病院を開院。保護猫おもち・わらびと暮らす。

 

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