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猫の歯磨きは本当に必要?初心者でもできるやり方と嫌がるときの対策

2026.05.29

コラム

猫ちゃんの歯磨きを始めたいものの、やり方がわからなかったり、嫌がられてしまったりして悩む飼い主さまは少なくありません。お口を触られるのが苦手な猫ちゃんでも、少しずつ慣れるコツがあります。本記事では、歯磨きが必要な理由ややり方、嫌がるときの代替案をわかりやすく解説します。

猫ちゃんの歯磨きは必要?最初に知っておきたいこと

猫ちゃんの歯磨きは、健康を守るために必要なケアです。歯のトラブルは気づきにくく、発見したときにはすでに進行しているケースも多いため、早めのケアが大切です。

猫ちゃんのお口で起こりやすいトラブル

猫ちゃんのお口は、人よりもトラブルが起こりやすい環境です。歯垢・歯石・歯周トラブルなどは、猫ちゃんに多く見られるお口の問題として知られています。とくに知っておきたいのが、歯垢が歯石へ変わるスピードの速さです。一般的に7日程度で歯石化が始まるとされており、人間のおよそ3倍の速さです

「お口のニオイが強くなった」「歯茎が赤く腫れている」「口元を気にしたり、よだれが出たりしている」などの変化が見られる場合は、歯石が増えて歯茎に炎症が起こったサインかもしれません。気になる変化があれば、やさしくお口の中を確認してみてください。

歯磨きをしないとどうなるのか

歯磨きをしない状態が続くと、猫ちゃんのお口にはさまざまなトラブルが起こります。実際に、2歳以上の猫ちゃんの7〜8割が、すでに何らかの歯周トラブルを抱えている、または予備軍とする報告もあります。

お口のトラブルが進行すると影響はお口の中だけにとどまらず、全身の健康に影響を及ぼすケースもあるので、歯磨きを習慣化することが大切です

口臭がなくても歯磨きが必要な理由

口臭がない猫ちゃんでも、歯磨き習慣は大切です。お口のトラブルの原因となる歯垢は、見た目やにおいに変化がなくても少しずつ蓄積していきます。においが気になり始めた段階では、すでに歯石化が進んでいるケースも少なくありません

歯石は自宅で取り除くことが難しく、動物病院での処置が必要になるため、口臭が出ていない段階からのケアが将来的な負担の軽減につながります。

猫ちゃんの歯磨きはいつから始める?

猫ちゃんの歯磨きは、子猫期から始めるのが理想ですが、成猫になってからでも遅くありません。成長段階に合わせて、始めやすいタイミングとポイントをご紹介します。

子猫から始めるのが理想

猫ちゃんの歯磨きは、できれば子猫期から始めるのが理想です。小さいうちは新しい習慣に慣れやすく、お口まわりを触られることへの抵抗も少なく、歯ブラシやお口のケアを自然に受け入れてくれやすいためです。

毎日のスキンシップの延長として少しずつ取り入れるのがおすすめ。歯ブラシは小さめのものを選び、子猫ちゃん用の歯磨き粉を活用すると、無理なく習慣化しやすいです。

成猫からでも遅くない

猫ちゃんの歯磨きは、成猫になってから始めても決して遅くありません。段階を踏んで進めれば、大人の猫ちゃんでも少しずつ慣れていけるからです。最初はお口を触られるのを嫌がることもありますが、無理をせず短時間から始めるのがコツです。

嫌がったタイミングですぐに切り上げ、まずは1〜2秒ほどお口まわりに触れるところから始めるのがおすすめです。おやつを取り入れ「歯磨き=良い時間」と感じてもらうと、受け入れやすくなります。

歯磨きしやすいタイミング

猫ちゃんの歯磨きは、リラックスしている時間帯を選ぶと成功しやすいです。食後や眠そうなとき、のんびり過ごしているときは特に始めやすいタイミング。緊張していない状態であれば、お口まわりを触られることへの抵抗も出にくくなります。

遊び終わったあとや、ご家族のおひざの上で甘えている時間などもおすすめ。愛猫の性格や生活リズムを観察しながら、負担の少ない時間を見つけていくのが大切です。

初心者でもできる歯磨きの進め方

猫ちゃんの歯磨きは、4つのステップで少しずつ慣れていくのがおすすめです。最初から完璧を目指さず、猫ちゃんのペースに合わせて進めることが大切です。

  1. 1. 口まわりを手で触れる
  2. 2. 歯や歯茎に触れてみる
  3. 3. 歯ブラシを使って手前だけ磨く
  4. 4. 歯ブラシに慣れたら奥歯までチャレンジ

 

1. 口まわりを手で触れる

最初のステップは、猫ちゃんにお口まわりを触られることに慣れてもらいましょう。いきなり歯ブラシを使うのではなく、まず顔まわりやお口を指やガーゼでやさしく触れる練習から始めるのがおすすめです。

ほっぺたを軽くなでたり、あごの下をそっと触ったりするだけで十分。いろいろな場所に少しずつ触れてみてください。

2. 歯や歯茎に触れてみる

お口まわりへの接触に慣れてきたら、次は歯や歯ぐきにやさしく触れてみます。この段階ではまだ歯ブラシは不要です。

まずは指で歯や歯ぐきに触れ、慣れてきたら奥歯へと範囲を広げていきましょう。初めて触れる部分は1〜2秒ほど軽く触れるだけで十分。嫌がる様子がなければ、触れる時間を少しずつ延ばしていきます。

3. 歯ブラシを使って手前だけ磨く

歯や歯ぐきに触れても落ち着いていられるようになったら、歯ブラシのステップへ進みます。はじめはお口まわりに軽く当てて反応を確認し、歯磨き粉をつけて自分から噛ませる方法もおすすめ。

慣れてきたら前歯や犬歯など見えやすい部分から短時間で磨き、奥歯は急がず少しずつ範囲を広げていきましょう。

4. 歯ブラシに慣れたら奥歯までチャレンジ

歯ブラシに慣れてきたら最終ステップです。歯と歯ぐきの間に歯ブラシをやさしく当て、はじめは手前側から、慣れてきたら奥歯や歯の裏側も優しく磨いていきます。磨き残しが出やすい部分を意識しながら、少しずつ範囲を広げていくのがおすすめです。

愛猫に歯磨きするときのコツ

ここからは、愛猫の歯磨きを無理なく続けるためのコツをご紹介します。ちょっとした工夫を取り入れるだけで、歯磨きの時間がぐっとスムーズになります。

無理に進めない

歯磨きを始めたばかりの猫ちゃんには、無理に進めないことが大切です。嫌がる様子があるまま続けると、歯磨きそのものに苦手意識を持ちやすくなってしまうためです。

嫌がるサインが見られたらその日は切り上げて、猫ちゃんの反応を見ながら少しずつ慣らしていくことが、歯磨きを続けるコツです。

短時間で終わらせる

歯磨きに慣れていない猫ちゃんには、短時間で終わらせるのもポイントです。全体をまんべんなく磨くのが理想ですが、時間が長くなるほど負担を感じやすくなります。

猫ちゃんの集中力は長く続きにくいため、1回の歯磨きは短めに切り上げて日々継続して続けることを意識しましょう。歯磨きは、できるだけ短時間で終えることが継続のコツです。

完璧を目指さない

歯磨きは、毎回すべてを完璧に行う必要はありません。今日は前歯だけ、別の日は奥歯を中心になど、その日の様子に合わせた進め方で問題ありません。

歯磨きに慣れている猫ちゃんでも、日によって気分や体調は変わります。思うように進まない日は無理をせず、落ち着いて取り組める範囲で終えるようにしましょう。

ご褒美を活用する

歯磨きに慣れてほしい猫ちゃんには、ご褒美を取り入れるのもおすすめです。歯磨きのあとにおやつをあげたり、たくさんほめたり、やさしくなでたりして、うれしい時間と結び付けていきましょう

猫ちゃんが好むフレーバーの歯磨きアイテムを取り入れるのも方法のひとつ。心地よい体験として積み重ねることで、歯磨きを受け入れやすくなります。

歯磨き嫌いの猫ちゃんにおすすめのデンタルフード

殺処分ゼロの国を目指し、国産素材にこだわったごはんやデンタル商品をお届けする『犬猫生活』。「猫用 デンタルふりかけ 国産 鶏肉&レバー味」は、獣医師との共同開発によって誕生した口腔ケアサプリメントです。

普段のごはんにサッと3秒ふりかけるだけで、歯磨きが苦手な猫ちゃんでも手軽に口内ケアできるのが特徴

お口の汚れを取り除くリベチン含有卵黄粉末や、ニオイを抑える効果的なカテキン類(※)など、安心にこだわった成分で猫ちゃんのお口の健康をサポートします。

※“犬猫生活 公式HP

対象年齢 主原料 形状 フレーバー 原産国 内容量
生後3ヶ月以上 イソマルトオリゴ糖〈日本〉、鶏肉〈日本〉、鶏レバーパウダー〈日本〉 パウダー 鶏肉&レバー味 日本 45g(1.5g×30包)

 

猫ちゃんの歯磨きに関するよくある質問

猫ちゃんの歯磨きについてよく寄せられる質問をまとめました。これから歯磨きを取り入れたいと考えている方は、参考にしてみてください。

Q. 歯磨きシートやガーゼでも効果はありますか

A. 歯磨きシートやガーゼには、歯の表面に付いた汚れや歯垢を拭き取ることができます。ただし、歯と歯の間や歯ぐきの境目など細かい部分まで落とす力は、歯ブラシに比べると弱くなるため、歯ブラシとの併用使いがおすすめです。

Q. 嫌がって歯磨きができません。どうしたらよいですか?

A. 猫ちゃんが歯磨きを嫌がる場合は、無理に進めないことが大切です。まずは指で口まわりに触れる練習から始め、嫌がる様子が見られたらその日はすぐに切り上げましょう

どうしても難しい場合は、デンタルフードやケアグッズを取り入れる方法もあります。口臭が強くなったり、お口を気にするしぐさが続いたりするときは、早めに獣医師へ相談するようにしましょう。

Q. 歯磨きの頻度を教えてください

A. 猫ちゃんは歯垢がたまりやすいため、歯磨きは毎日続けるのが理想です。難しい場合でも、できるだけ間隔を空けずにケアを続けましょう。目安は週2〜3回以上。デンタルフードやデンタルおもちゃも取り入れながら、毎日のお口のケアを習慣にしていくことが大切です。

歯磨きは猫ちゃんの性格に合わせて進めることが大切

猫ちゃんの歯磨きは、お口の健康を守るために大切なケアです。最初は口まわりに触れるところから始め、愛猫のペースに合わせて少しずつ慣らしていきましょう。
本記事でご紹介したコツを参考に、無理なく続けられる方法を見つけてみてください。

Written by
監修医:小島 麻里 先生

犬猫生活往診クリニック代表獣医師。2013年酪農学園大学を卒業後、地域密着型の1次病院から大学病院、歯科専門病院など11年間小動物臨床で経験を積み、ペット栄養管理士取得後、往診専門動物病院を開院。保護猫おもち・わらびと暮らす。

 

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