
小島 麻里
Mari Kojima
犬猫生活 往診クリニック 代表獣医師
- 入社年
- 2023年
- ワークスタイル
- 往診(お客さま宅)× オフィス勤務
- キャリア
- 酪農学園大学卒業。複数の動物病院を経て、東京大学動物医療センター(消化器内科・腫瘍内科等)にて研究に従事。2022年、看取りケア専門の「マリどうぶつ診療所」を開院。ご自身のクリニックを続けながら、犬猫生活に入社。
- 愛犬・愛猫
- 保護猫のおもち、わらび
インタビュー
『もっと早く気づいていれば』という患者さんの後悔をなくしたい。治療から“健康を守る医療“に。次の動物医療のスタンダードをつくっていきます。『もっと早く気づいていれば』という患者さんの後悔をなくしたい。
治療から“健康を守る医療“に。次の動物医療のスタンダードをつくっていきます。
高度医療や看取りの最前線を経験されたマリ先生が、犬猫生活に参画した理由を教えてください
街の動物病院で臨床医として働いていたとき、長く治療を頑張ってきた子たちの「最期の数日」をサポートしきれないことにジレンマを感じていました。通院が難しくなった後の時間こそが、動物たちと飼い主さんにとって大切であるにもかかわらず、そこに寄り添えないことが心残りだったんです。
そこで看取りケア専門のクリニックを開業したのですが、患者さんと向き合う中で「もっと早く気づいてあげられたら」と後悔される飼い主さんの声もたくさん聞いてきました。人間も同じかもしれませんが、健康を失って初めて予防の大切さを実感される方は多いです。
「病気になってから支える医療」だけでなく、「病気になる前から守る医療」、さらには「未病の段階で気づいてケアしていく医療」を広げていきたいと考えていた時に、犬猫生活から「往診スタイルで予防医療を専門にするクリニックを立ち上げる」というお話をいただきました。まさに自分がやりたかったことだと感じ、参画を決めました。
ご自身でクリニックを開業するのではなく、犬猫生活でやってみようと思ったのは、何か理由がありますか?
往診という形で予防医療を届ける仕組みをつくって、それを継続的に改善しながら社会に広げていくには、医療の視点だけでなく、サービス設計や仕組みづくり、発信力などが不可欠です。その点、犬猫生活は「すべての動物とその家族の幸せな生活のために」という理念のもと、現場の声を大切にしながらサービスを形にし、社会に届けていく力を持っている会社だと感じました。
自分一人でできることには限りがあるからこそ、同じ志を持つ仲間とともに、より多くの動物と飼い主さんに価値を届けていきたい。そう思えたことが、犬猫生活でこの挑戦をしたいと決めた大きな理由です。
予防医療専門のクリニックを運営していく上で、大きなチャレンジはなんですか?
一番のチャレンジは、予防医療を受ける文化を社会に広げていくことです。わんちゃんや猫ちゃんの健康診断の受診率はまだ十分に高いとは言えません。私たちは単にクリニックを運営しているのではなく、新しい医療の受け方を社会に提案していく仕事をしていると思っています。
将来的には「定期的に健康チェックを受けて未病のうちにケアする」ことが当たり前の文化にしていきたいです。動物たちがより長く健康に暮らして、飼い主さんと過ごす幸せな時間が少しでも長くなる社会を、現場からつくっていきたいと思っています。
往診型のクリニックもまだ一般的ではないですが、往診スタイルの価値はどのようなところにあると感じますか?
動物にとってストレスの少ない環境で診察ができることは、通院とは大きく違います。特に猫ちゃんの場合、外出そのものが大きなストレスになります。「病院では暴れてしまう子なのに、今日は穏やかでした」と言っていただけることも多く、ご自宅というリラックスした環境で行う診療の価値を実感しています。通院のハードルが下がることで、健康診断の受診もしやすくなると思います。
また、往診だと飼い主さんとゆっくりお話しする時間を確保しやすいです。病気のことだけでなく、飼い主さんが「ちょっと気になっていること」もお伺いしやすいですし、実際に毎日を過ごしている環境の中で、日々の生活について丁寧にアドバイスができます。
往診クリニック以外の他部署のメンバーとの関わりについても教えてください
クリニックの運営以外にも、幅広く関わっています。例えば、カスタマーサポート(CS)のメンバーと、お客さまのお悩みへの回答方針について一緒に考えたり、勉強会を行ったりしています。会社が発信する情報や企画を獣医師の立場で監修もします。動物病院に勤めていると関わらないようなさまざまな職種の方と働けるので、私自身も学ぶことが多く、みんなから得た知見を、クリニックのサービス設計や運営に活かしています。専門知識を活かしてサービス全体の信頼性を高めていくことに、臨床とはまた違う手応えを感じています。
動物医療の可能性をもう少し広げてみたい、動物とその家族の生活により近いところで役に立ちたい、そんな想いを持っている方がいらっしゃったら、ぜひ一緒に挑戦していけたら嬉しいです。これからの動物医療の未来を、同じ志を持つ仲間と一緒につくっていけたらと思っています。

わらびくん(グレー)は、犬猫生活福祉財団から我が家に来た元保護猫くんです 
イベントで健康相談ブースを出すこともあります。気軽にご相談いただけるのが嬉しいし、交流もとても楽しいです。
よくある1日のスケジュール
| 8:00 | 起床、その日の往診スケジュールやカルテの確認 |
|---|---|
| 9:00 | 往診準備(医療資材や検査キットの準備をして出発) |
| 10:00 | 往診(飼い主さん宅を訪問。健康診断やワクチン接種を実施) |
| 14:00 | 午後の往診(生活環境を含めたアドバイスや、飼い主さんとの対話) |
| 17:00 | 会社に戻り、事務仕事(診療記録の整理)やチームMTG(クリニック運営やサービス改善など) |
| 19:00 | 仕事終了・夕食・リラックスタイム |
| 22:00 | 就寝 |














