愛犬がカリカリを食べない理由と対策!注意点も解説
2026.08.16
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愛犬がカリカリを食べないと、「体調に問題があるのでは」と不安になる方も多いはずです。食べない理由は好みだけでなく、歯やお口の状態、年齢による変化、環境の影響などさまざま。
本記事は、愛犬がカリカリを食べない主な理由と対策、受診の目安となる注意点まで解説します。原因に合わせた対応を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
愛犬がカリカリを食べない主な理由

愛犬がカリカリを食べない原因はさまざまです。理由を把握することで、適切な対策につなげやすくなります。
好みの問題
わんちゃんにも好き嫌いがあり、香りや脂質、食感の違いによってカリカリを食べないケースがあります。例えば、「おやつや別のカリカリはよく食べるのに、特定のカリカリだけは食べない」といった場合は、好みの問題が大きいです。
なお、これまで食べていたドッグフードを急に食べない場合や、全体的な食事量が落ちている場合は要注意。体調不良の可能性もあるため、早めの受診が大切です。
歯やお口の状態で食べづらい
子犬ちゃんは歯が生えそろっておらず、硬いごはんが負担になりやすい傾向です。シニア期のわんちゃんは老化により噛む力が低下し、カリカリを食べにくくなる場合があります。
また、2歳以上のわんちゃんの約80%(※)は歯周病、またはその予備軍とされており、口内に違和感や痛みを抱えているかもしれません。
※“犬猫生活 公式HP”参照
老化による体の変化
カリカリを食べない理由のひとつとして、老化が関係している場合もあります。年を重ねることで運動量が減り、必要なエネルギー量が減少するのは自然なことです。
代謝が落ちることも関係しているため、以前と同じ量を体が必要としていない可能性があります。食事の時間を楽しみにしている様子が見られれば、極端に心配しすぎる必要はありません。
一方で、急な食事量の減少や元気がない様子が見られるときは、受診を検討することが大切です。
環境の変化によるストレス
環境の変化は、わんちゃんにとってストレスとなり、食事に影響することがあります。主な要因は以下の通りです。
- ・引っ越しや模様替え
- ・家族構成の変化(赤ちゃんの誕生、結婚や再婚、離婚)
- ・同居犬・同居猫が増えた
- ・食器や食事場所の変化
- ・ドッグフードを変えた
これらの環境の変化に対応できず、警戒心や不安を感じていることが原因かもしれません。
愛犬がカリカリを食べない時の対策

愛犬がカリカリを食べない場合は、原因に合わせた対策を行うことが大切です。ここからは、具体的な対策を紹介します。
ドッグフードを変える
カリカリを食べない時にまず試したいのが、ドッグフードのフレーバーや形状を変えることです。好みやカリカリの形が原因の場合は、ごはんを変えるだけで食べるようになる可能性があります。
いくつか試しても食べない状態が続く場合は、別の原因が隠れている可能性もあるため、愛犬の様子を改めて観察することが大切です。
なお、ドッグフードを変える際は急にすべてを切り替えるのではなく、これまでの食事に少量ずつ混ぜながら段階的に移行します。急な変更はストレスにつながる可能性があるため、慎重に進めることがポイントです。
年齢に合ったドッグフードを選ぶ
カリカリを食べない時は、年齢に合ったドッグフードかどうかを見直すことが大切です。子犬ちゃんの場合は成長に必要な栄養が不足すると食べっぷりに影響しやすく、シニア期のわんちゃんは加齢によりこれまでのごはんが負担になることがあります。
また、離乳直後から生後3〜4か月頃の子犬ちゃんやシニア期のわんちゃんは、歯や顎の力が弱く食べづらさが出やすい傾向です。そのため、ドッグフードをぬるま湯でふやかして柔らかくするだけで、食べっぷりが改善されるケースもあります。
環境を整える
カリカリを食べない原因が環境によるものなら、もとの状態へ戻すことが重要です。たとえば、模様替えや食器の変化など、戻してあげるだけで改善されるケースがあります。
一方、家族構成の変化や引っ越しなど、戻せない環境の変化もあるでしょう。そのような場合は、できるだけ落ち着ける環境を確保してあげることが大切です。
トッピングをする
普段食べているカリカリにトッピングを加えることで、食べっぷりが変わる場合があります。トッピングには粉タイプやペーストタイプ、フレークタイプなどがあり、香りや風味がプラスされることで食欲が刺激されやすくなるのが特徴です。
ただし、トッピングの量が多すぎると栄養バランスが偏るおそれがあります。取り入れる際は、あくまで補助的に少量を加える程度にとどめるとよいでしょう。
あげる頻度を見直す
食べる量が安定しない場合は、1回あたりの量を減らし、食事の回数を増やす方法が有効です。1度に多く出すと食べ残しにつながるため、量と回数を調整することで、自然と食事量が戻りやすくなります。
時間や間隔を空けながら、無理なく食べきれる量に分けることがポイントです。
カリカリ以外のごはんを試してみる
カリカリを食べない場合は、ほかの食材を試して食べっぷりや食べる様子を確認することも有効です。ウェットフードや手作りごはんを食べる場合は、カリカリ自体に原因がある可能性があります。
ほかの食材に変えても食べない場合は、食欲そのものが落ちている可能性があるため、愛犬の様子をよく観察することが大切です。
愛犬がカリカリを食べない時の注意点

カリカリを食べない原因がつかめない場合は、体調不良の表れかもしれません。ここでは、注意して見ておきたい行動について解説します。
口を気にするしぐさがある
愛犬が前足で口元を触る場合、歯周トラブルが関係している可能性があります。お口の違和感や痛みから、このような行動をとるわんちゃんが見られ、食欲がなくなるケースも少なくありません。
また、歯周トラブルがある場合は、口臭やよだれが発生しやすい傾向です。食べた後のお皿がヌルつくこともあり、こうした変化が見られる場合は注意が必要です。
体重の変化や元気の低下がみられる
体重減少や急な元気の低下は、異変を知らせるサインです。物陰に隠れる、触ると痛がるなどの様子が見られる場合は要注意。加齢や気分ムラなど自己判断はせず、早めに受診を検討してください。
水を飲まない状態が続く
カリカリだけでなく、水分量も減っている場合は脱水の可能性があるため注意が必要です。また、体温調節や内臓の働きに影響が出るため、体調を崩す原因になることがあります。お水を飲まない状態が続くときは、早めに受診を検討することが大切です。
カリカリを食べない愛犬におすすめのごはん

犬猫生活の「手作りごはん」は、カリカリを食べないわんちゃんにもおすすめのごはんです。手作りタイプで素材の香りがしっかり感じられるため、食欲を引き出しやすい設計。水分を含んだやわらかい食感で、硬いごはんが苦手なわんちゃんにも取り入れやすいです。
主食としてはもちろん、いつものカリカリにトッピングとして使えるのも特徴。温めることで香りが立ちやすくなり、食欲が増すきっかけにもつながります。食事に変化をつけたいときにもおすすめのごはんです。
※保存料、香料、着色料不使用
カリカリを食べないわんちゃんに関するよくある質問

カリカリを食べないわんちゃんに関するよくある質問を紹介します。食べない理由や食べる方法を簡単にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
Q. 愛犬がカリカリを食べないのはなぜですか?
A. 愛犬がカリカリを食べないのは、好き嫌いやお口の状態、年齢、環境の変化、体調不良などが関係しています。原因はさまざまなため、愛犬の様子を見ながら理由を見極めることが大切です。
Q. わんちゃんは何日食べなくても大丈夫ですか?
A. わんちゃんは、健康な成犬であれば1〜2日食べなくても大丈夫とされています。ただし、ぐったりしている、嘔吐や下痢などの変化がみられる場合は注意が必要です。気づいた時点で早めに受診を検討することが大切です。
Q. 愛犬がカリカリを食べる方法はありますか?
A. 愛犬がカリカリを食べる方法として、まずは原因を探ることが大切です。環境が関係している場合は落ち着ける場所を整え、好みや食べづらさが原因の場合はごはんの見直しやトッピング、ふやかすなどの工夫を取り入れ、愛犬の状態に合わせて対応することがポイントです。
愛犬がカリカリを食べないときは環境や食事の見直しがポイント

本記事は、愛犬がカリカリを食べないときの理由や対策、注意点を解説しました。食べない原因に合わせて環境や食事を見直すことで、食事につながるケースもあります。愛犬の様子に合わせて対応したい方は、ぜひ参考にしてください。
Written by
監修医:小島 麻里 先生
犬猫生活往診クリニック代表獣医師。2013年酪農学園大学を卒業後、地域密着型の1次病院から大学病院、歯科専門病院など11年間小動物臨床で経験を積み、ペット栄養管理士取得後、往診専門動物病院を開院。保護猫おもち・わらびと暮らす。







