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愛犬の歯周病を予防するには?原因や日々のケアでできることを解説

2026.06.27

コラム

「愛犬の口臭が気になる」「歯ぐきが赤い気がする」そんな症状は、歯周病のサインかもしれません。わんちゃんの歯周病はとても身近な病気で、3歳以上の多くがかかるといわれています。しかし、「なぜ歯周病になるのか」「どんなケアをすればいいのか分からない」と悩む飼い主さまも少なくありません。本記事では、歯周病が起こるメカニズムや予防方法やデンタルケアのポイントを紹介します。

わんちゃんの歯周病とは?

わんちゃんの歯周病は身近な病気であり、飼い主さまが気づかないうちに進行しているケースも少なくありません。ここでは、わんちゃんの歯周病に関する基本的な知識を解説します。

歯ぐきや歯を支える組織が炎症を起こしている状態

歯周病とは、歯ぐきや歯を支える骨などの組織に炎症が起こる病気のことです。初期段階では歯ぐきの赤みや軽い出血程度ですが、進行すると歯を支える骨が溶けてしまい、最終的には歯が抜け落ちてしまうこともあります

歯周病は口腔内だけの問題ではなく、症状が進行すると、全身の健康にも影響するため注意が必要です。

3歳以上の犬の多くが発症するといわれている

わんちゃんの歯周病は発症率が高いとされ、一般的に3歳以上のわんちゃんの多くが何らかの歯周病を抱えているといわれています。初期の段階では見た目で気づきにくいため、「気づいたときにはかなり進行していた」というケースも珍しくありません。

また、歯周病菌が血流に乗って全身へ広がることで、心臓や腎臓などに影響を及ぼす可能性もあるため、予防と早めの治療が重要です。

わんちゃんの歯周病はなぜ起こる?発症メカニズムを解説

歯周病は突然発症するものではなく、徐々に進行していくのが特徴です。わんちゃんの歯周病が発症するメカニズムを知っておくことで、適切なケアができます。ここでは、歯周病が起こるメカニズムを解説します。

食べカスが歯に付着し歯垢が形成される

食事のあと、歯の表面には食べカスが付着します。この食べカスに細菌が付着し、増殖することで、歯垢(プラーク)が形成されます。

歯垢はやわらかい状態のため、歯磨きによって比較的簡単に除去することが可能です。しかし、この段階で適切なケアを行わないと、次のステップへと進んでしまうため、注意しましょう。

歯垢が歯石へと変化する

歯垢(プラーク)が長時間放置されると、唾液中のミネラルと結びついて硬化し、歯石へと変化します

歯石は一度できてしまうと歯ブラシでは落とせません。除去には動物病院での専門的な処置が必要になります。さらに、歯石の表面はザラザラしているため、さらに歯垢が付着しやすくなり、悪循環に陥ります。

歯ぐきの炎症が進行し歯周病へと悪化する

歯石の周囲には細菌が繁殖しやすく、歯ぐきに炎症が起こりやすくなってしまいます。この状態が、歯肉炎です。さらに歯肉炎が進行すると、炎症が歯の根元や骨にまで及び、歯周病へと悪化します

この段階になると、口臭の悪化や出血、痛みなどが見られるようになるのが特徴。わんちゃんの生活の質にも大きな影響を与えるため、適切なケアが求められます。

わんちゃんの歯周病予防には何が大切?

歯周病は放置することで、さまざまな健康リスクを引き起こす可能性があります。まずは、歯周病にならないため、日々のケアが重要です。ここでは、わんちゃんの歯周病予防でできることを解説します。

毎日の歯磨きが大切

手軽かつ効果的な予防方法の1つが、毎日の歯磨きです。歯垢の段階でしっかり除去することで、歯石の形成を防げます

わんちゃん用の歯ブラシや歯磨きシートなどを活用し、無理のない範囲で継続することが重要です。最初は嫌がる場合も多いですが、少しずつ慣らしていくことで習慣化しやすくなるでしょう。

子犬期からデンタルケア習慣を身につける

デンタルケアは、できるだけ早い段階から始めるのが理想です。子犬ちゃんの頃から口周りを触ることに慣れさせておくことで、歯磨きへの抵抗感が少なくなります。

成犬になってから始めるよりもスムーズに習慣化できるため、将来的な歯周病リスクの軽減にも繋がるでしょう。

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わんちゃんの歯周病に関するよくある質問

わんちゃんの歯周病に関するよくある質問と答えを解説します。わんちゃんの歯周病に関する知識を身につけたい方は、参考にしてみてください。

Q. 犬の歯周病は治せますか?

歯周病が進行している場合は、動物病院での処置が必要になります。しかし、軽度の歯肉炎の段階であれば、適切なケアによって改善が期待できます。

そのため、1日1回を目安に歯ブラシでのブラッシング、デンタルサプリやデンタルおやつなど、愛犬に合ったデンタルケアを取り入れましょう。

Q. 犬の歯周病の治療費用はいくらですか?

わんちゃんの歯周病の治療費用は、症状の進行度や処置内容によって異なりますが、基本的に全身麻酔下での処置となるため、数万円〜十数万円程度が目安。

治療費の負担をできるだけ減らすためにも、日頃からデンタルケアを続けることが大切です。

愛犬の歯周病を予防するには日々のケアが大切

本記事では、歯周病が起こるメカニズムや予防方法やデンタルケアのポイントを紹介しました。わんちゃんの歯周病は自然に治ることはなく、予防が何より重要です。日頃の歯磨きやデンタルケアを習慣化し、愛犬の健康を守りましょう。

Written by
監修医:小島 麻里 先生

犬猫生活往診クリニック代表獣医師。2013年酪農学園大学を卒業後、地域密着型の1次病院から大学病院、歯科専門病院など11年間小動物臨床で経験を積み、ペット栄養管理士取得後、往診専門動物病院を開院。保護猫おもち・わらびと暮らす。

 

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