グルテンフリーのドッグフードおすすめ4選! グレインフリーとの違いやメリットを解説
2025.07.13
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近年グルテンフリーのドッグフードを目にする機会が増えてきましたが、メリットや「グレインフリー」との違いが分からないという方も多いのではないでしょうか。本記事では、グルテンフリーの特徴やよくある疑問について解説します。愛犬の食物アレルギーに悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。
グルテンフリーのドッグフードとは
グルテンフリーのドッグフードには、小麦や大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質の一種であるグルテンが含まれていません。そのため、グルテン過敏症や麦類にアレルギーがあるわんちゃんのごはん用に作られています。
また、グルテンフリーのドッグフードは低GIで食後の血糖値が穏やかに上昇するため、肥満予防にも効果があると考えられています。
グルテンフリーとグレインフリーの違い
グレインは麦類を含めた穀物全般を指し、グルテンは麦類に含まれる小麦、大麦、ライ麦といった特定のたんぱく質を指します。
そのため、グレインフリーは穀物アレルギーを持つわんちゃんの症状を改善する効果が期待できます。一方で、グルテンフリーはアレルゲンとなる一部のたんぱく質を排除し、穀物の栄養素を摂りながらアレルギー症状を改善する効果が期待できます。
特徴 | メリット | |
グレインフリー | 穀物(グレイン)全般を使用していない |
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グルテンフリー | 小麦やライ麦などに含まれるタンパク質の一種を含まない |
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うちの子はグルテンフリーとグレインフリーどちらがいい?
グルテンフリーやグレインフリーのごはんは健康的なイメージがある方もいるかもしれませんが、アレルギーを持っていなければ、無理に選ぶ必要はありません。
なぜなら、麦類はエネルギー源となる炭水化物や、繊維・ミネラルなどを含むため全てのわんちゃんにとって悪いものではないからです。
複数の麦類にアレルギーが疑われる場合はグレインフリーを、麦類の中でアレルゲンが特定できている場合は、その食物を含まないグルテンフリーを選びましょう。
グルテンフリーのドッグフードの選び方
グルテンフリーのドッグフードはさまざまなメーカーから販売されており、その特徴もさまざまです。グルテンフリーのドッグフードを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。
1.動物性原材料は何を使用しているか
ドッグフードを選ぶ際は、動物性原材料をチェックしましょう。動物性原材料には、牛肉や豚肉、鶏肉、魚などさまざまな種類があります。
アレルギーがあるわんちゃんや皮膚トラブルがあるわんちゃんには鹿肉や馬肉などアレルギーが出にくいお肉、皮膚や被毛の健康を維持したい方は魚を使ったフードなど、愛犬の体調に合わせて選ぶと良いでしょう。
2.ライフステージや体型に合っているか
ドッグフードを選ぶ際は、ライフステージや体型に合っているかどうかもチェックしましょう。わんちゃんのライフステージによって必要なカロリーや栄養素が異なるので、パピー用、成犬用、シニア用など愛犬のライフステージに合ったものを選ぶことがおすすめです。
また、肥満ぎみのわんちゃんは低カロリーのもの、関節が弱い犬種のわんちゃんはカルシウムや加水分解コラーゲンなどが含まれたものなどを選びましょう。
3.着色料や保存料など無駄な添加物が含まれていないか
ドッグフードを選ぶ際は、着色料や保存料、香料など、無駄な添加物が含まれていないかもチェックしましょう。添加物は愛犬の体に負担になってしまうため、なるべく避けるのがおすすめです。
しかし、添加物が含まれていないドッグフードは品質を保てないため、早めに消費するようにしましょう。
グルテンフリーの国産・無添加のドッグフード【ピックアップ】
グルテンフリーのドッグフードなら「犬猫生活 ドッグフード オールステージ用」がおすすめです。グルテンが含まれていないのはもちろん、保存料や香料、着色料を使用していません。
国産の鶏肉・牛肉・魚肉・鶏レバーをふんだんに使用していて、愛犬も喜ぶこと間違いなし。また、乳酸菌やオリゴ糖が配合されていて、お腹の調子を整えられる点も魅力です。
グルテンフリードッグフードのおすすめ4選
ここでは、グルテンフリーのドッグフードを紹介します。ぜひ愛犬の好みや体調に合うドッグフードを見つけてみてください。
プラチナム|チキン 小粒 小型犬/成犬用(グルテンフリー)
プラチナム チキン 小粒 小型犬/成犬用(グルテンフリー)はこちら
「プラチナム チキン 小粒 小型犬/成犬用(グルテンフリー)」は、消化しやすい良質なチキンをじっくり煮込んで作ったドッグフードです。グルテンの代わりにトウモロコシやお米を使用しています。
しっとりとした食感で香りがよく、わんちゃんの食欲をそそるのもうれしいポイント。小粒タイプで食べやすい点も魅力です。
主原料 | フレッシュチキン |
1kgあたりの価格 | 2,706円 |
アランズ|ナチュラルドッグフード・ラム
「アランズナチュラルドッグフード・ラム」は、低脂肪なラム肉を使用したドッグフードです。グルテンだけでなく、グレインも使用していません。
全犬種・全年齢に対応しているのもうれしいポイント。オメガ3脂肪酸を含む亜麻仁を使用しているので、皮膚や被毛が気になる方にもおすすめです。
主原料 | ラム |
1kgあたりの価格 | 2,959円 |
アカナ|グラスフェッドラム
「アカナ グラスフェッドラム」は、グラスフェッドで育った子羊の肉(ラム)を使用したドッグフードです。動物性原材料はラムのみの使用で、アレルギーがあるわんちゃんにも適しています。
リンゴやカボチャなど野菜や果物が含まれているので、お腹の調子が気になるわんちゃんにもおすすめです。
主原料 | ラム |
1kgあたりの価格 | 3,003 円 |
ニュートロナチュラルチョイス|ラム&玄米(超小型犬〜小型犬用)
ニュートロナチュラルチョイス ラム&玄米(超小型犬〜小型犬用)はこちら
「ニュートロナチュラルチョイス ラム&玄米(超小型犬〜小型犬用)」は、グルテンを使用していないドッグフードです。ビタミンB群と亜鉛を含むラム肉や食物繊維が豊富な玄米が使用されています。
オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸が含まれているので、皮膚や毛並みに悩みがある方にもおすすめ。小粒設計で小型犬でも食べやすいです。
主原料 | ラム |
1kgあたりの価格 | 2,318円 |
グルテンフリーのドッグフードに関するQ&A
グルテンフリーのドッグフードに関するよくある質問とその答えを紹介します。グルテンフリーのドッグフードに興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
グルテンフリーのドッグフードのデメリットはある?
グルテンフリーのドッグフードのデメリットとして、価格が高くなりやすい点と高タンパクのため消化しにくい点が挙げられます。
グルテンフリーのドッグフードは麦類を含まないため、肉の割合が高くなります。そのため価格が上がりやすく、シニア犬や消化器官が弱いわんちゃんにとって負担となる可能性があるので注意しましょう。
そもそもわんちゃんにとってグルテンは必要ない?
野生のわんちゃんは肉を食べていることから、グルテンが必要ではないと考えるご家族もいるでしょう。しかし、ドッグフードに含まれているグルテンは消化しやすいように加工されています。
そのため、アレルギーの心配がないわんちゃんは、グルテンを摂取しても問題はありません。ただし、グルテンアレルギーがあるわんちゃんはグルテンフリーを選ぶようにしましょう。
まとめ
本記事ではグルテンフリーのドッグフードやメリットを解説しました。グルテンフリーのドッグフードは、麦類のアレルギーを持つわんちゃんに適しています。アレルギーが疑われる場合は、獣医師に相談のうえ、グルテンフリーのドッグフードを検討してみてください。
Written by
監修医:小島 麻里 先生
犬猫生活往診クリニック代表獣医師。2013年酪農学園大学を卒業後、地域密着型の1次病院から大学病院、歯科専門病院など11年間小動物臨床で経験を積み、ペット栄養管理士取得後、往診専門動物病院を開院。保護猫おもち・わらびと暮らす。