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猫ちゃんにとって往診はストレス軽減になる?通院との違いと事前準備を解説

2026.01.29

コラム

猫ちゃんは環境の変化にとても敏感なので、通院が大きなストレスになることがあります。そんな中、注目されているのが「往診」という選択肢です。

本記事では、通院と往診の違いを踏まえた猫ちゃんのストレスについて解説します。あわせて、往診時の注意点やストレスを和らげるための事前準備についてもまとめました。猫ちゃんを動物病院へ連れて行くとき、「かわいそうなくらい震えてしまう」「キャリーに入ってくれない」「帰宅後もしばらく元気がない」といった経験のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

猫ちゃんにとって通院は大きなストレス

猫ちゃんにとって、通院は想像以上に大きなストレスになることがあります。わんちゃんのように外出に慣れているケースは少なく、いつもと違う環境に強い不安を感じてしまうことが多いでしょう。

通院時にキャリーケースへ入れられる段階で恐怖や抵抗を示す猫ちゃんも少なくありません。また、病院へ行くまでの車や電車の揺れやエンジン音、クラクション、踏切の音などの予測不能な刺激が続き、長時間にわたって緊張状態が続くことになります。

さらに動物病院の待合室では、ほかの動物の鳴き声やにおい、人の出入り、消毒薬の香りなどが重なり、猫ちゃんにとって不安な状況が続きます。

また、高齢の猫ちゃんや持病を抱えている場合、通院によるストレスが体調悪化の引き金になってしまう可能性も否めません。

通院が苦手な猫ちゃんは往診という方法も

往診によって、猫ちゃんの通院ストレスが軽減できる可能性も。慣れた自宅で診察を受けられるため、キャリーに入って移動したり、病院の待合室や診察室で緊張したり、猫ちゃんにとってストレスを感じるシーンを少なくすることができます。

他の動物と接触する機会もなく、静かな環境で落ち着いて過ごせることも大きなメリット。普段通りの空間で過ごしながら診察を受けられるので、過度な不安や恐怖を感じにくくなります。

往診の際に注意してあげたいこと

往診は通院と比較すると負担の少ない方法ですが、往診ならではのストレスもあります。以下では、往診の際に注意したいストレスをまとめました。

  • ・見知らぬ人(獣医・看護師)に警戒する
  • ・保定や診察中に嫌がって暴れる可能性がある

 

見知らぬ人(獣医・看護師)に警戒する

自宅に知らない人が入ることがストレスになる猫ちゃんもいます。性格によっては、獣医や看護師に警戒して、隠れて出てこなくなったり、威嚇したりする反応を見せることもあるため注意が必要です。

また、診察や処置そのものに緊張を伴う点は往診でも変わりません。猫ちゃんの性格や様子を見極めて、往診と通院を使い分けるようにしましょう。

保定や診察中に嫌がって暴れる可能性がある

体を固定されることに強い抵抗を示す猫ちゃんも少なくありません。特に診察時や処置時にパニック状態になると、引っかいたり噛んだりする危険性もあります。猫ちゃんだけでなく、周囲のご家族にも負担がかかるケースもあります。

なるべく猫ちゃんのストレスを軽減するには?

診察のストレスをできるだけ抑えるには、事前の準備と環境づくりが大切です。往診による猫ちゃんの負担をなるべく抑えるために、以下のポイントを意識してみましょう。

  • ・訪問前に猫ちゃんを落ち着かせておく
  • ・受診時は家族がそばにいるようにする
  • ・事前に問診と環境説明を済ませておくとスムーズ
  • ・小さな部屋を用意する

 

訪問前に猫ちゃんを落ち着かせておく

訪問前には、普段通りの環境で過ごしてもらいましょう。大きな音や来客のない静かな状態を保ち、自然な状態を意識すると落ち着きやすくなります。無理に抱き上げたり、構いすぎたりすることは避けましょう。

受診時は家族がそばにいるようにする

受診時は、家族がそばにいるようにすることもポイントです。信頼している家族の存在は、猫ちゃんに安心感を与えられるはず。診察中は優しく声をかけながら、落ち着いた雰囲気を保ちましょう。

事前に問診と環境説明を済ませておくとスムーズ

事前に問診と環境説明を済ませておくとスムーズです。猫ちゃんの性格や普段の様子、触られるのが苦手な部位などを事前に伝えておくと、診察の流れが穏やかになります。

小さな部屋を用意する

できれば、小さな部屋を用意することも意識してみましょう。やや狭く、外の刺激が少ない空間のほうが猫は落ち着きやすいとされています。

大きくて騒がしい部屋よりも、静かで小さな個室のほうが穏やかに過ごせるでしょう。

受診後はそっとしておく

診察後は無理にかまわず、猫ちゃん自身が落ち着くまで静かに見守ることもポイントです。「もう大丈夫」と判断すれば何もせずとも出てくるため、普段通りに接して声かけも控えめにするようにします。

往診が向いている猫ちゃんの特徴

以下のような猫ちゃんの場合、通院よりも往診が向いているでしょう。

  • ・通院が体力的に負担となる
  • ・極度に臆病
  • ・来客ストレスに強い

 

通院が体力的に負担となる

高齢の猫ちゃんや持病を抱えている猫ちゃんの場合、移動やキャリーへの出し入れが大きな負担となります。往診であれば自宅で無理なく診察を受けられ、体への負担を軽減しやすくおすすめです。

極度に臆病

極度に臆病な猫ちゃんも往診が向いているでしょう。環境の変化に弱く、外出だけで強い緊張状態になる場合、通院は大きなストレスです。キャリーに入れただけで震えてしまう場合、自宅診療のほうが穏やかに受けられるでしょう。

来客ストレスに強い

人に慣れているかどうかも大きな判断材料のひとつ。普段から来客に対してある程度落ち着いて対応できる猫ちゃんなら、往診時の診察も比較的スムーズに進みやすくなります。

犬猫生活 往診クリニック|おうちで健康診断やワクチン接種

犬猫生活往診クリニックの、往診の様子

殺処分ゼロの国を目指し、財団の設立や国産素材にこだわったごはんをお届けする「犬猫生活」。そんな私たちが、わんちゃん・ねこちゃんの健康寿命と向き合い、予防医療を広めるために運営しているのが『犬猫生活 往診クリニック』です。

「病院への移動が負担になる」「待ち時間が長くてかわいそう」といったように、様々な理由で通院が難しいケースも少なくありません。当院では獣医師と看護師の2名体制でご自宅へ伺い、リラックスできる環境での診察・ケアを大切にしています。

分かりやすい料金体系

往診への不安を解消できるよう、当クリニックでは誠実で明朗な料金体系を徹底しています。はじめてご利用いただく方には、「往診費(5,000円)」のご負担なしで診察に伺うことが可能です。

例えば、ねこちゃんの健康診断(初診)なら「初診料2,000円+健診費10,000円」の計12,000円(税込)のみで受診いただけます。事前に説明のない追加費用は一切ございませんので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

基本料金

項目 料金(税込)
初診費 2,000円
再診費 1,000円
往診費 5,000円

予防医療・健康診断

項目 料金(税込)
健康診断(1頭)
※基本項目:触診、聴診、問診、血液検査、便検査
10,000円(2頭目以降は9,000円)
猫 混合ワクチン(3種) 6,000円(2頭目以降は5,000円)

ご利用案内

項目 内容
対応エリア 東京都
※離島は対象外です
※東京都以外も往診可能な場合がございます。お気軽にお問い合わせください
往診時間 10:00〜19:00
※往診時間の詳細は公式サイト内「診療時間」をご確認ください
予約方法 事前予約制
支払い方法 現金・クレジットカード・電子決済
※往診後のお支払いです

まとめ

猫ちゃんにとって通院は大きな負担になることがあり、環境の変化や移動そのものが強いストレスにつながるケースも少なくありません。その点、往診は慣れた自宅で診察を受けられるため、不安や緊張を和らげやすい方法です。

一方で、来客そのものを苦手とする猫ちゃんにとっては往診も負担となることも。事前準備や環境づくりを整えることで、往診時のストレスはさらに軽減できます。猫ちゃんの様子をよく観察しながら、最適な受診方法を選んであげましょう。


Written by
監修医:小島 麻里 先生

犬猫生活往診クリニック代表獣医師。2013年酪農学園大学を卒業後、地域密着型の1次病院から大学病院、歯科専門病院など11年間小動物臨床で経験を積み、ペット栄養管理士取得後、往診専門動物病院を開院。保護猫おもち・わらびと暮らす。

 

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