国産のドッグフードおすすめ5選!愛犬に選びたい無添加ごはん
2025.07.12
|
愛犬の健康を考えるとドッグフードの選び方に迷うことはありませんか?「国産のドッグフードは安全なのか?」「海外産と比べてどちらが良いのか?」といった疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。本記事では、国産ドッグフードの特徴や選び方を解説します。無添加やグレインフリーまで、愛犬に選びたいおすすめの商品を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
国産とは?
「国産」と表記されたごはんといえば、安心・安全だと考えてしまう方もいるのではないでしょうか。
ですが、原産国やメーカーの名前だけで選ぶのではなく、添加物や愛犬に適しているかなどを判断する必要があります。健康状態の改善や症状の緩和を目的としてドッグフードを見直す場合は、獣医師に相談してから変更することが大切です。
なお、「国産」と表記されているドッグフードでも、すべての原材料が国内産であるとは限りません。ペットフードの国産表示は、製造工程や最終加工が国内で行われたことを示すものであり、原材料そのものの産地とは関係がないためです。
とくに、肉や穀物などの主要原材料は、コスト削減や安定供給のため海外産が使われるのが一般的です。国産フードを選ぶ際には、「国産原材料のみ使用」と記載されている表記を確認し、具体的な産地情報が示されているかを見極めると良いでしょう。
国産のドッグフードのメリット
国産のドッグフードは、製造から家庭に届くまでの時間が短いというメリットがあります。輸送期間が短いため、鮮度が高く、素材本来の風味が残りやすいのが特長です。
そのため、保存料や着色料を使わない無添加の商品も多く、手作りごはんの補助や、普段の食事にプラスするトッピングとしても選ばれています。とくに無添加や低温製造のわんちゃんのごはんは、素材の栄養をできる限り残した仕上がりとなっており、食欲が落ちがちなわんちゃんでも食べやすい特徴があります。
また、国産の製品は成分や製造方法が詳しく記載されていることが多く、どのような素材を使っているかが分かりやすいのも特徴です。
一方、海外産の製品は輸入過程で規格が異なることがあり、成分の記載方法が簡略化されている場合もあります。そのため、原材料や製造背景が詳しく示されている国産フードは、安心感がありメリットと感じる方も多いでしょう。
国産のドッグフードの選び方
国産ドッグフードを選ぶ際には、原材料や製造方法など、いくつかのポイントを押さえることが大切です。ここでは、愛犬に合ったドッグフードを見つけるために知っておきたい選び方のポイントを紹介します。
なお、選び方の前提として、総合栄養食を選ぶことが基本です。わんちゃんの健康状態によって療法食が必要な場合は、獣医師の指示のもとご飯を選ぶようにしましょう。
1.主原料や原材料の産地が明確に分かる
国産のごはんを選ぶ際は、主原料や原材料の産地情報が明確に記載されているかを確認しましょう。「国産鶏肉使用」などの具体的な記載があると、使用されている素材の特徴が分かりやすく、選ぶ際の目安になります。
また、原材料の種類を確認し、わんちゃんに必要な成分が含まれるかをチェックすることも重要です。
2.良質なタンパク質を使用している
タンパク質は、わんちゃんの成長や体力維持に必要不可欠な栄養素です。主原料として、鶏肉、牛肉、魚など動物性タンパク質が豊富に含まれているドッグフードを選びましょう。とくに「低脂肪高タンパク」の鶏肉や、消化しやすい魚は、筋肉の維持や消化負担軽減に役立ちます。
また、タンパク質の種類によってアレルギーの有無や消化のしやすさが異なるため、愛犬の体質に合ったものを選ぶことが大切です。
3.油脂の種類が分かるドッグフード
ドッグフードに使用されている油脂の種類が明記されている商品は、品質管理が徹底されていることが多く、選ぶ際の目安になります。とくに魚油や亜麻仁油には、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、被毛のつやや皮膚の健康を維持する効果が期待できます。
一方で、「動物性油脂」や「植物性油脂」といった曖昧な表記がある場合は、どの素材が使われているか不明確なこともあるため注意が必要です。成分表で具体的な油脂の種類が明記されているドッグフードを選ぶと良いでしょう。
4.無駄な添加物が含まれないドッグフード
保存期間が極端に長いドッグフードには、保存料や酸化防止剤が多く含まれている場合があり、注意が必要です。添加物は見た目や香りを良くする目的で使用されますが、長期的な摂取はわんちゃんの健康面でのリスクにつながることがあります。
なお、無添加のドッグフードは酸化しやすいため、開封後は早めに使い切りましょう。天然由来の保存料を使った商品や、小分け包装のドッグフードを選ぶと新鮮な状態を維持しやすくなります。成分表を確認し、添加物が多く含まれていないドッグフードを選ぶこともポイントです。
5.愛犬の年齢や体格に合ったドッグフード
子犬、成犬、シニア犬では必要な栄養バランスが異なるため、ライフステージに合わせたドッグフードを選ぶことが大切です。
子犬用は成長をサポートする高タンパク高カロリー設計、成犬用は健康維持を重視したバランス設計、シニア犬用は体力の低下に配慮し、脂質を抑えた内容が多く見られます。
また、体格に応じた粒の大きさ選びも重要です。小型犬には食べやすい小粒タイプ、大型犬には噛み応えのあるサイズが適しています。
とくに、室内飼いや高齢で食欲が落ちたわんちゃんには、消化しやすくカロリーを調整したドッグフードを選ぶと良いでしょう。運動量が多い犬にはエネルギー補給ができるものを選ぶことで、健康管理をサポートできます。
国産・無添加のおすすめドッグフード【ピックアップ】
愛犬の健康を考える上で、ドッグフードの品質は重要です。とくに、保存料や着色料を使用しない無添加ドッグフードは、健康を気遣うご家族から人気があります。
中でも注目されているのが「犬猫生活」のドッグフードです。保存料や着色料、香料を一切使用せず、厳選した素材を使用した総合栄養食として、多くの家庭で選ばれています。
ここでは、総合栄養食としてあげられる「犬猫生活」の無添加ドッグフードを2種類をご紹介します。
犬猫生活|ドッグフード オールステージ用
犬猫生活の「ドライフード オールステージ用」は、国産の鶏肉や和牛などを主原料とし、ニュージーランドやオーストラリア産の赤身肉を加えた無添加ドッグフードです。人工保存料や着色料を一切使用せず、人が食べられる品質を基準にしています。
全年齢対応で、子犬からシニア犬まで幅広く食べられる設計です。噛みやすい形状とバランスの取れた栄養設計により、健康管理をサポートします。
犬猫生活|手作りごはん
犬猫生活の手作りごはんは、国産の鶏肉や豚肉、魚を主原料にした無添加の冷凍タイプフードです。人工保存料や着色料を使用せず、素材本来のうま味を生かしたシンプルな内容が特徴です。
冷凍パックで小分けされているため、食事の量を調整しやすく、温めてあげられるので手軽に手作り食を取り入れられます。
国産のドッグフードおすすめ5選
愛犬の健康を考えるご家族から支持される、人気の国産ドッグフードを5選ご紹介します。
yum yum yum!(ヤムヤムヤム)|チキン ドライタイプ
「ヤムヤムヤムのチキン ドライタイプ」は、国産の新鮮な鶏肉を主原料とした無添加フードです。保存料や着色料を使わず、素材本来の味を生かしたシンプルなレシピが魅力。低温のオーブン調理でじっくり加熱し、鶏肉のうま味をしっかり閉じ込めることで、愛犬の食欲を引き立てます。
また、オールステージ対応なので、子犬からシニア犬まで幅広いライフステージに適しています。粒は小粒サイズで、小型犬でも食べやすい形状です。
Smiley(スマイリー)|ドッグフード チキン・ポーク・まぐろ
スマイリーの「ドッグフード チキン・ポーク・まぐろ」は、無添加で国産素材100%(※)を使用し、愛犬の健康的な食事を支えるドッグフードです。乳酸菌「FK-23」を配合しており、腸内環境を整えることで健康維持をサポートします。
また、低GI値の原料を採用しているため、血糖値の急激な上昇を抑えやすく、体重管理を意識されるご家庭にもぴったりです。ベースフードとしてさまざまなアレンジがしやすく、トッピングを加えることでレシピの幅を広げられます。
※:“スマイリー 公式HP”参照
COMBO|コンボ ピュア ドッグ(Pure) 国産鶏肉・野菜入り
「コンボ ピュア ドッグ」は、国産鶏肉を主原料に使用し、8種類の野菜パウダーを配合したドッグフードです。着色料や香料、保存料を使わない無添加設計で、栄養バランスと食べやすさに配慮されています。
麹菌由来の酵素を活用した消化しやすい粒設計もポイントです。手頃な価格で市販されており、初めての方でも手に取りやすい商品です。ただし、完全無添加ではないため、素材の厳選にこだわりたい場合は他の無添加フードも検討すると良いでしょう。
コノコトトモニ|このこのごはん
「このこのごはん」は、小型犬の健康を考えて作られた国産ドッグフードです。国産の鶏肉や魚を主原料とし、人も食べられる品質基準を満たしたヒューマングレードの食材を使用しています。
目元のケアや便のにおい対策をサポートするレシピで、無添加のため体にやさしい設計です。粒は小粒タイプになっており、小型犬が無理なく食べられるよう工夫されています。
グリーンプラス|ドライフード チキン
グリーンプラスの「ドライフード チキン」は、国産鶏肉を使用した無添加ドッグフードです。高タンパク・低カロリーな鶏肉を主原料とし、ノンオイルコーティング製法を採用することで、フード特有の油っぽさを抑え、素材本来の風味を引き出しています。
獣医師監修のもと開発された一般食で、自然素材のみを使用しながら栄養バランスにも配慮された設計です。総合栄養食の表記はありませんが必要な栄養が取れるよう設計されているため、愛犬の主食としてあげることができます。
国産ドッグフードに関するQ&A
国産ドッグフードに関する疑問を解決するQ&Aをまとめました。価格や品質の違いなど、選ぶ際に気になるポイントを解説します。
国産のプレミアムドッグフードは高い?安いフードはないの?
国産のプレミアムなごはんは、高品質な原材料を使用し、動物性タンパク質が豊富で栄養価が高いのが特長です。一般的なドッグフードに比べ、副産物や不要な添加物を避け、手間のかかる製法で作られているため、製造コストが高くなり、その分価格にも反映されています。
ただし、「プレミアム」と表記されていても、すべてが無添加とは限りません。名前だけで判断せず、原材料や成分表示を確認することが大切です。
まとめ
国産ドッグフードを選ぶ際は、原材料や添加物、栄養バランスを確認し、愛犬の年齢や体質に合ったものを選ぶことが大切です。動物性タンパク質を豊富に含み、無添加で作られたドッグフードは体への負担を抑え、健康維持をサポートします。
ただし、「無添加」や「国産」と表記されていても、まずは成分表示を確認して愛犬に合ったものを選びましょう。
Written by
監修医:小島 麻里 先生
犬猫生活往診クリニック代表獣医師。2013年酪農学園大学を卒業後、地域密着型の1次病院から大学病院、歯科専門病院など11年間小動物臨床で経験を積み、ペット栄養管理士取得後、往診専門動物病院を開院。保護猫おもち・わらびと暮らす。