キャットカップキャンペーン
2025.06.25
|活動レポート
キャンペーンの背景
わんちゃん猫ちゃんの殺処分数は近年、全国的に減少傾向にあります。しかし、いまだに年間で約9400頭の猫が殺処分されており、処分される猫の6割(5878頭)が1歳以下の子猫です(※1)。
幼い子猫は、里親が見つかりやすいと思われていますが、なぜこのように多くの子猫が殺処分されてしまっているのでしょうか。
保護活動の現場では、子猫は成猫よりもお世話が必要なため、子猫の世話をする「ミルクボランティア」の確保・育成など、受け入れ体制の拡充が急務です。また、子猫用の品質の良いミルクは価格が高い点も、子猫を保護する際の負担になっているため、今回のチャリティでは、ミルクの寄付を行うこととしました。
※1 環境省:統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」対象期間:R4.4.1~R5.3.31
第1回 キャットカップキャンペーン
2025年2月22日の「猫の日」に合わせて、注ぐ液体によって猫の模様や表情が変わる「液体猫ガラスマグ」を発売し、カップ1つの販売につき、ガラスマグと同じ分量(380ml)の子猫用のミルクを、全国の保護猫の活動を行う団体さまに寄付する「キャットカップキャンペーン」を企画しました。
多くの方に関心を持っていただくため、SNSキャンペーンも同時期に開催。XやInstgramで「猫ちゃんとコップやカップが一緒に写っている写真」を投稿していただくと、1投稿につき10ml(約22円分)のミルクを犬猫生活が団体さまに寄付する、もしくは、犬猫生活のXやInstgramアカウントをフォローいただくと、1フォローにつき5ml(約11円分)のミルクを寄付するというキャンペーンでした。
<キャットカップキャンペーン実績>
▼ミルクの寄付
・子猫ちゃん108,297食分(833缶・586頭分)
・寄付先 全国の34団体さま
▼販売数やSNS投稿数
・「液体猫ガラスマグ」ご購入数:857個
・X、Instagram 投稿数:396件
・SNSフォロワー数:2,457人増
SNSキャンペーンにも多くの方が参加してくださいました。
「犬猫生活 for Cats」のInstagramのハイライト「ミルク寄付」から、かわいらしい猫ちゃんたちの投稿を、ぜひご覧になってください。
https://www.instagram.com/stories/highlights/18074361355689915/
<寄付先からのメッセージ>(一部抜粋)
今シーズン最初の子猫たちが保護されました。幸い今子たちは母猫と一緒に保護できました。粉ミルクは母猫に良いおっぱいを出してもらう補助としてもドライフードにトッピングしたりできます。また、授乳に疲れた時にも補助的にミルクを飲ませる時にも使えるので常備必須のアイテム。4匹の子猫が、全員、人口哺乳になると粉ミルク一缶は1日で無くなります。スクスク無事に育ってくれますように。保護猫へのご理解、ご協力に感謝申し上げます。
(ねこねっと山中湖さま)
キャンペーンに賛同して頂きました皆さま本当にありがとうございます。写真の3匹は産まれてすぐ保護され、ミルクを飲みすくすく元気に育っております。ご支援して頂いたミルクは保護されてくる子猫達の為に大切に使わせて頂きます。
(Aichi穂の国ライオンズクラブ 猫部)
バルカン君は、病気で鼻からチューブでミルクを入れて生きています。この子にとって命のミルク本当に助かります。ありがとうございます。
(ねこのおやど有吉工務店さま)
この度は子猫ミルクをご支援いただき、ありがとうございました。乳飲み子猫たちはじっとしていないので、あまり良い写真は撮れませんでしたが、ご支援いただいた粉ミルクと一緒に撮影しました。現段階でミルク飲みの赤にゃんを10頭保護(保健所に持ち込まれた子たち)お待ちしておりますので、子猫用ミルクは大変恐縮でございます。ありがとうございました。
(かにさんズにゃみりーさま)
この度はご支援いただきます。ありがとうございました。沖縄は今繁殖期です。毎日TNRに走り回っておりますが、まだまだ子猫が増えています。
(特定非営利活動法人おきにゃあわんネットワーク)